日本の高齢化と若者の自殺者数について考える
今、日本は高齢化社会の一途をたどっている。同時に一方では、若者の人口はどんどん減っている。そして更に、若者の自殺が年々増加しているとのこと。20代の自殺原因上位は、うつ病、統合失調症、仕事(加重労働など)となっている。有名ビジネス雑誌の記事を読んでいて危惧したことは、これからの日本を支える世代の若者が、うつ病などが原因で自らの命を絶っている現状。これでは日本は本当に高齢者だらけになってしまう。うつ病という病気を甘えと捉えず、精神を病んでしまった者に対する接し方ひとつをとっても、国民みんなで意識を改めて考えていく必要があるのではないかと思う。話は変わり若者の話題ではないが、昨年、それまで何度も誘われていた同窓会に初めて参加した。小中学校が同じだったA君は、国内トップクラスのT大でいわゆる先生という立場にいることは同級生皆に知られていたが、うつ病を発症し仕事を休んでいることをこの時初めて知った。自分の知っている彼は精神的に非常にタフで、エネルギッシュなタイプだと思っていた。しかし、そんな彼でもうつ病になってしまうなんてと正直驚きを隠せなかった。誰でも罹る可能性があるとは何かの記事で読んだことはあるが本当だと実感した。うつ病に罹る人は、仕事熱心で真面目であることが共通しているような気がする。うつ病になってしまっても、優しく受け入れてあげられる社会作りが今の日本には必要なのではないだろうか。
0コメント