人を助けることがライフワーク
今年になってからも多くの相談がくる。病院の方たちから、大谷さんなら親身になって相談にのってくれるから大丈夫よと言ってくださり紹介される。
自分が40才になった頃、激痛に見舞われたうえに死にそうになったが無事生還できたことがきっかけで(今でも食生活には気をつけないといけないが)、仕事を通じてより人の役に立ちたいと考えるようになった。それが今の仕事につながって、困っている人を助けることが自分自身のライフワークとなっている。
昨日も電話を取り切れない程ご連絡いただき、中には同じのもいくつかあったが合計20くらいの履歴があった。お会いして面談もするが、すぐにお会いできない時間のない方には、まずは電話で悩み事を含めて1件1件丁寧にお聞きする。割り切った対応はしない。相談される方たちは、自分の親や親族のこととはいえ、ストレスを多く抱えているケースが多いからだ。老人ホームの案内や提案をするだけに留まることはない。それ以上に、あれしたらいいよ、こうしたらいいよ、これは早くここに行って相談し事態を解決された方がいいよ等々。その結果、こちらが思った以上に喜んでくださるケースがほとんど。つい先日も、ご丁寧にお礼のお手紙つきの老舗のギフトが自分のオフィスに届けられていた。早速、こちらからも電話を入れたところ、電話の向こうから大きな声で何度もお礼の言葉が返ってきた。今回はご年配の女性からの依頼であり、自分にとっては仕事上での当たり前の対応であったが、余程うれしかったらしい。依頼先から喜ばれること。仕事とはこうあるべきだ。
思えば、もう何年も前に亡くなった母方の祖父が戦中戦後と学校で教師をしていたが、お金はないが知恵貸すよと近所の人たちから親しまれ、多くの人がよく家に相談に来ていたとか。中には、同じく学校の教師も来て話をしてはその後、祖父の家で寝てから帰っていったとか。祖父はいろんな人が来ても、そうかそうかと話にのってあげるので家族にも話しにくいことも相談していくと母が言っていた。子供の頃から、祖父のような人になりたいと思っていた。少しは近づけたろうか。世知辛い世の中ではあるが、自分を律しながらも人に親切にしていきたい。
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