高齢者が安心して暮らせる為に!
少し前に東京商工リサーチを読んでいたところ、介護保険法施工以来、介護事業者の倒産件数が過去最多になったとのこと。
人手不足と物価高がその要因になっているようだ。
こんな状態では、今後、高齢者が介護サービスを受ける環境がどんどん劣化していくのではないだろうか。
すでに多くの高齢者の生活を支えている各地域の介護サービスを、安心して受けることができなくなるのではと心配だ。
政府は、高額な武器の購入や外国への多額の支援など行っている余裕があるなら、真面目な介護サービス事業者に対し、もっと手厚い支援をすべきではないだろうか。
また他にも心配なことがある。
年金問題だ。
某党所属の議員は、年金受給開始年齢は80才でいいのでは(2018年 国策研究会会員懇談会より)という発言をしていたようだが、そんなことが実現したら大変なことになる。
よく人生100年と言われるようになってしばらく経つが、自分の意見ではあるが、長年医療業界に身を置いて高齢者をそばで見てきた感想だが、健康でいられる年齢はもっと短いと感じている。
高齢者が安心して老後を生活する為には、どんなに妥協しても遅くても受給できる上限年齢は70才を超えるべきでないと思う。
昔に比べ医療の質は格段に向上してはいるが、多くの国民が80才まで健康な状態で働けるかは非常に疑問だからだ。
とにかく政府や国会議員は、思いつきや人気取りでなく現状を把握し熟慮して国の運営にあたって欲しいものだ。
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